どうしようもない私

悲望

悲望

一気に読了、著者と同じような体験をしたことがある私としては(私の場合は小学生時代だが)「早く諦めてあげなよ!」という空気感、クラス中の女子の「某さんがかわいそう」的言動、目線の中での学校生活がひどく惨めだったことを思い出した。私のせいで辛い思いをしている、その某さんをかわいそうだと思うこともよくあった。当時の担任(女性)に「あんた、いい加減にしなさい!」と怒られひどく落ち込んだこともあった・・・

私の個人体験記は置いても、本作「悲望」は傑作である。今後何度も読み直すだろう。*1

*1:本文中の「片思いと一神教」を読みたい、どっかにないかなぁ。